汪兆銘の南京政府軍に編入された中国兵捕虜

『なお、城内に収容された捕虜のその後については、『南京戦史』第六章第六節「南京付近に収容した捕虜の状況」に詳しいが、最初一万人程度の捕虜が収容され、翌昭和13年1月6日に「3670人も居るそうだ」と第一六師団経理部の小原立一少尉の日記に記されている。約半数が昭和12年末ころ上海に送られたものとみられ、残りが、汪兆銘の南京政府軍に編入されたという事実はよく知られている。』
本当はこうだった南京事件/板倉由明より p387

以下、東京裁判における武藤章尋問調書(ジョン・G・ルース「スガモ尋問調書」p.265)より

問 中国人を捕虜として扱わないとしたら、どういう規則に基づいてそうした中国人を扱っていたのですか。
答 われわれ軍務局は、この問題には何の関わりもなかった。(日本によって設置された)汪兆銘の南京政府が全て扱っていました。
問 もちろん、その政府とは日本に支配された傀儡政府だったのですね。
答 あなた方はそう言うかもしれないが、私は個人的にはそうは思っていません。
問 39,40,41年と、日本軍は中国で戦っていましたね。
答 はい。
問 すると多数の人間を捕虜にしたわけですね。
答 今、話した通り、こうした問題は中国の政府が扱ったから、われわれには何人捕まえたといった報告は入らない。ただ新聞を読んで、中国の重慶軍のこれこれの部隊が投降した、などという事実を知るだけでした。
問 日本軍は、捕らえた中国人を南京政府に引き渡したのですか。
答 そうです。南京政府は、そうした中国人を自軍の兵士に加えていました。
問 日本軍はよく、中国人捕虜を労役に用いていませんでしたか。
答 日本軍が使ったか、日本の契約業者が使ったかはわかりません。
問 39年にあなたが中国にいた時、あなたの軍隊は頻繁に捕虜を捕らえましたね。
答 いや、その頃は捕らえた数は非常に少なかった。捕らえられた者は北支政権に引き渡され、兵員として使われました。
問 どの軍隊が兵員として使ったのですって?
答 北支(中国)軍です。いや、何か別の名称だったかもしれませんが、今、思い出せません。(…)


佐藤和男氏『南京事件と戦時国際法』より
『戦闘中に集団で捕えられた敵兵の処断である。同じように戦闘中に捕えられながらも釈放された支那兵が多数いたことを見れば(前出『南京戦史』第五表を参照)、日本軍の側に捕えた敵兵を組織的に絶滅させる計画的な意図が無かったことは明白である。』


劉啓雄(りゅう・けいゆう)少将。彼は南京安全区に潜んでいたところを捕らえられ、しばらく苦力として雇われていたが、のちに汪兆銘の親日政府の軍の軍長となった(朝日版支那事変画報 1938.1.1刊)

以下、偕行社「南京戦史」より抜粋

大西一氏(上海派遣軍二課長)の証言
「私が南京特務機関長になったとき(13年2月)、第十軍の参謀がやってきて、司令部で捕虜を五,六名持っているので、これを引き受けてくれないか、というので引き受けました。もし優秀な者が居れば、将来地方政権が出来たとき、治安部隊に使うことを考慮したからです。そのなかで、「劉」という少将以下若干の者は、南京に維新政府が出来たとき、幹部に登用しました。劉少将は後日、日本流に言えば、教育総監のような地位に昇進しました。」

(注)この「劉」少将は劉啓雄少将であろう。汪精衛政府の要人『周仏海日記』に次のような記述がある。
「(昭和15年)11月15日 劉啓雄を接見する。黄埔軍官学校の第二期生。民国26年南京防御戦のとき旅長であったが、南京が落ちてから難民区に隠れていた。〔汪政府成立後〕和平救国軍隊長となった。この人は能力がある。今後大いに用いるところがあるであろう。」

以上、抜粋おわり
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釈放されて郷里へ帰る前に笑顔で写真におさまる中国兵捕虜たち(朝日版支那事変画報 1939.8.5刊)



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