#肥田舜太郎 #内部被曝 と小林よしのり 『脱原発論』

 肥田舜太郎氏の内部被曝 (扶桑社新書)、ざっと読んでみたが、自らの主張の都合の良いデータは簡単に有意であると結論づけるモノの、ホルミシス効果については考察が不十分で「効果は限定的」と切って捨てる。
 二八歳の時に軍医として広島に赴任していたそうですが、放射線医学の専門家ではありません。

 広島で被爆者を診察し続けてきた医師として、被爆者の苦しみなどをすべて放射線と結論づけて考えることしか出来なくなってしまっているのでは無いか?低線量被爆に対する人体の影響について、悪いデータも良いデータも公平に分析して評価することができないのではないか?という印象

 医師としては患者の立場に立ち患者のために献身的に働く誠実な方ですが、学者としては低線量放射線の有害性を訴えることに情熱を傾けるあまり非常に偏った方であると感じました。もう少し学術的な見解を期待していましたが、かなり期待はずれでした。

 こんな本を論拠にしているのだから、小林よしのりの科学的リテラシーの限界がみえてくる。(でも商学部出身の漫画家としてここまでやるのはすごい!と思います。)戦争論や天皇論は非常に評価しているが、さすがに原子力発電や放射線医学など幅の広い科学分野にまで首を突っ込むのはやめておいた方がよろしいかと思う。たぶん、核武装のために脱原発が必要だから原発のデメリットを主張するための論拠として見つかったこの本に依拠せざるを得なかったのではないか、というのが私の『小林よしのりの脱原発論』に対する見方です。核武装は私も賛成なんですが。

参考)やっぱり放射線ホルミシスは「信仰」だった!
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アテナイ人諸君、こういう噂を撒きちらした、こういう連中がつまりわたしを訴えている手ごわい連中なのです。
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