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専門職の質を確保することは国民の利益にかなうこと。

とある経済学者が保育士や介護士の参入障壁を取り除くべきだと本に書いていたのでこの記事をよく読んで反省して頂きたい。
※岩田 規久男 (著) リフレは正しい アベノミクスで復活する日本経済(PHP研究所)

保育士による児童虐待事件:真犯人は韓国政府
セウォル号事故も同じ、市場原理を無視した規制がもたらした悲劇
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42730
2015.01.22(木) アン・ヨンヒ

最近、韓国ではにわかに保育士による児童虐待が社会問題となっている。発端は、仁川の某保育所で園児が保育士に殴られ、それを知った保護者が保育士を告発したこと。

愛するがゆえの行動だった4歳児への虐待

早期退職、なけなしの年金に苦しむ韓国の労働者
年金の少ない韓国では定年後も働かないと食べていけない(ソウルで求人票を見る退職者)〔AFPBB News〕

 保護者が保育所の監視カメラで確かめた結果、4歳児の子供が保育士に殴られ、体ごと投げ出される映像が映っていた。

 数日間、この映像は繰り返しニュースに流れ、そこから世論は保育所においての児童虐待に関心を持ち始めた。

 殴った保育士は逮捕されたが「子供たちを愛するあまりの行動だった」などと、あまり反省してない様子だ。

 さらに、その後相次いで他の保育所でも児童虐待があると報道された。政治家たちも「セウォル号以降の最も衝撃的な事件」と重くとらえており、巷でも「セウォル号を思い出させる」と言う人が多い。

 どちらも韓国の次世代を担う子供たちの問題であるだけに、ショッキングな事件であることに間違いない。

 セウォル号の事故では、船の安全責任を担っているはずの船長が契約職であったためか自分の身の安全だけを守り、責任感のなさを露呈したように、今回の事件の保育士たちも児童に対する責任感が全く感じられない。

 なぜこのような児童虐待が起きたのか――。

以前にも少し触れたが、韓国政府が無償保育をマニフェストに掲げたのはいいものの、それに関する予算はあまり多く編成できなかったことに端を発する。

無償保育の拡大が引き起こした様々な問題

校門で全生徒を検温、新学期で韓国もインフル対策を強化
インフルエンザ対策にマスクをつけて授業を受けるソウルの小学生〔AFPBB News〕

 韓国では、2008年に無償保育の対象者を所得下位15%から50%にまで引き上げた。

 そうすると、全国の子供の家(保育所)は、3万3400か所(2008年統計)から3万5500か所(2009年統計)まで増えた。2013年には、5歳以下の児童がいるすべての家庭に保育料支援を始め、子供の家の数は4万3700か所へと大幅に増えた。

 無償保育の対象者が増えたことで、保育所さえあれば児童は集まり、国がそれを保育料を保障するので、安定した収入を見越して保育所が乱立した。

 なかでも一般家庭で児童を預かる私設保育所が1万5500か所(2009年)から2万3600か所(2013年)と急激に増加した。

 もともと保育所は、ワーキングママや共働きの家庭が児童を預けるというイメージだったが、政府が無償保育を実施してからは、施設に預ける必要のない保護者たちも児童を預けるようになり、施設を利用する児童数も117万人(2009年)から149万人(2013年)まで増えた。

 保育所の乱立と無償対象者の増加により、それを賄いきれなくなった政府は、保育料の上限を設け、児童当りの単価を安く抑えた。

 その上限はかなり現実を度外視したものであり、保育の質を保証できないものだという。特に、保育料の単価は昨年まで4年間も据え置かれ、今年やっと3%アップした。福祉部がリサーチした結果では10~20%の上昇が必要であるにもかかわらずである。

裕福な親でも無償保育施設しか選択肢がない

 皮肉にも支払う能力のある親であっても無償の保育施設を利用するしかないので、選択の余地がない。

 上限付きの保育料しかもらえない保育所は、保育士の賃金や施設の固定費、経費などで採算を合わせることになる。つまり、保育士は劣悪な環境の中で働くことになり、無償保育は質の悪い保育所を乱立させることになった。

 これは、セウォル号の悲劇にも通じるものがある。

 セウォル号も乗客運賃規制により乗客に対しては妥当な運賃をもらうことができなかった。だから、勝手に値上げすることができる貨物を多く積んだことで悲劇が起きてしまったといえる。

 現在、ほとんどの保育所では、保育士1人当たりの児童数が政府のガイドラインを超えている。保育所がそうでもしないと運営できないというと、予算のない政府もそれに対して目をつぶるしかない状態だ。

 保育士の資格取得にも問題があるという指摘もある。

 なぜなら、ネット講習で簡単に資格を取ることができるだけでなく、現場の経歴が3年以上であれば2級の保育士が1級の保育士に進級する。今回問題になった保育士も1級の資格を取得していた。

 保育士の1日平均の勤務時間は9.9時間、手取り金は月131万ウォン(約12万円)。児童を相手にしているため、おちおち休む暇もない過酷な労働環境である。保育士の平均勤務年数が4年5カ月のゆえんだ。

問題の保育士も評価は最高

セウォル号運航会社の代表に懲役10年、韓国
セウォル号から救助される乗客〔AFPBB News〕

 さらに、私設の保育所では、費用削減のために最低限必要な保育士だけを雇い、それも経歴の短い下級の保育士を採用する。セウォル号でも船長は契約職であった。

 問題を起こした保育士は1級の資格を持っており、その保育所も福祉部傘下の公共機関である韓国保育振興院の評価認証で94.33点と高い点数をもらっていた。政府が管理監督は疎かだったと言える。

 セウォル号の事件でも、海洋水産部が旅客船の安全運航を監督監視していたというが、旅客船の安全運航を指導、監督する韓国海運組合に天下りの人事をすることで、管理を疎かにしていた。

 保育所の評価認証の基準も児童虐待予防や保育士の資質とは関係なく、会計や行政手続きに関する形式的なもので、それすら3年間一度も評価を受けていない保育所が635か所もあった。

こうしてみると、今回の事件セウォル号での問題点とオーバーラップされる部分が多々あるわけだ。

 だが、セウォル号と異なる点は、問題を起こした保育所が次々と保育所運営をやめているため、急に他の保育所を探さなければならない保護者たちがいることである。

 最近は赤ちゃんがお腹の中にいる時から保育所に申請しなければならない状態になっているので、保育所への待機児童問題がますます露呈することになる。

 セウォル号では、黄色いリボンが登場したが、今回の事件に関しての集会では緑のリボンが登場した。

 保護者たちは子供の安全を願うわけだが、こうした事件を目の当たりにするたびに心苦しくなるのは否めない。
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