現在の男系固執派は三つの事件の首謀者のDNAを全て備えています。


天皇機関説事件は、それまでの通説に対して「天皇を機関とは何事か」と憲法論とは別の次元の議論を展開し国会は空転し続けて、結果的に国家権力で学説を禁止する事態にまでなりました。右派が天皇がらみで思考停止して気に入らない言論・学説を弾圧した事例です。

二二六事件は、困窮する国民生活に有効な手立てをとれぬまま腐敗した官僚・政治家に憤激して皇道派の青年将校が起こしたクーデター未遂事件です。動機としては理解できても彼らがやったことは間違いでした。この事件では「君側の奸を実力で排除して天皇親政にすればうまくいく」と思考停止した狂気の右派の事例です。

宮城事件は、日本の降伏を察知した将校が、近衛第一師団長森赳中将を殺害して戦争継続・本土決戦を主張して起こしたクーデター未遂事件です。天皇の御聖断に従わないばかりかそれを潰そうとした不忠の右派の代表的事例です。国際法違反の限りを尽くして無辜の日本人を何十万人も虐殺した米軍に降伏したくないという感情はわかりますが、天皇の御聖断を握りつぶして戦争継続をしたとしたら今の日本はなかったことでしょう。

戦後の日本人の天皇観は大きく変わり皇室に対する罪もなくなりましたが、これらの三つの事件の首謀者のDNAを受け継いでいる日本人が今も存在します。

それは男系固執派です。

●比較その1
天皇機関説事件「天皇を機関とは何事か!」と思考停止して憲法学の通説を実力で排除
男系派「皇室の男系は国体だ!伝統は絶対だ!」と思考停止して無理で意味の無い男系を天皇に強制

●比較その2
二二六事件「天皇の忠臣を”君側の奸”として殺害、天皇親政にすればうまくいくと思考停止、腐敗した政治家をバッシング」
男系派「宮内庁を”君側の奸”として悪役に仕立て、男系を守っていれば必ず男子が生まれると思考停止、男子を産まない妃殿下をバッシング」

●比較その3
宮城事件「日本国民を道連れに本土決戦を主張、天皇はまちがっていると御聖断を握りつぶすべく奔走し、邪魔な上官を殺害」
男系派「皇室の自然消滅を導く男系固執を主張、天皇はまちがっていると大御心を忖度することを拒み、論敵を誹謗中傷・言論弾圧」

●まとめ
「論敵に対する言論弾圧、誹謗中傷、議論を成立させない詭弁、思考停止、御聖断・大御心にも従わない破滅的狂人ぶり」


ごらんのとおり、現在の男系固執派は三つの事件の首謀者のDNAを全て備えています。

私は男系派を「悪性国民主権症候群」と呼んでいます。彼らの中に「隠れ反天皇サヨク」が紛れ込んで皇室の自然消滅を目論んでいると見ています。
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3点目についての質問

比較第3点目について、質問をさせてください。

昭和20年の天皇による「御聖断」(ポツダム宣言の受諾)は、当時の鈴木貫太郎総理以下政府首脳の前ではっきりと言明したものでした。
投稿主氏はその事例と今般の皇位継承問題とが類似しているとご指摘されましたが、すると、陛下は女系支持という「大御心」を、公の場で言明されたか、あるいはそれに類するはっきりとした意思を示されるかなされたのでしょうか。

投稿主氏がそのように忖度される根拠をお示しくだされば、幸いです。

Re: 3点目についての質問

まずはこの四つの質問にお答えください。
この質問は、裏を返せば、私が考える「男系固執を辞めるべき理由」です。


Q1)
あなたは天皇陛下を敬愛する日本人ですか?
十七条憲法の「承詔必謹」をわきまえていますか?

Q2)
次のリンクを熟読した上で、「晩婚少子化側室無しで皇位の男系継承が千年続く理由」を教えていただけますか?

皇室の誕生率 男系継承は可能なのか?
http://nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-440.html

旧皇族の皇籍復帰等の方策~皇室典範有識者会議の見解
http://nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-693.html

仮に旧宮家子孫に皇籍を取得してもらっても不可能です。
ましてや皇籍取得を希望する旧宮家子孫は居ません。
nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-375.html
まさか国家権力を使って彼らの職業選択の自由を強制的に剥奪できると本気で考えている人が居るわけないですよね?


Q3)
次のリンクを熟読した上で、「天皇が男系でなければいけない理由」をおしえていただけますか?

旧皇室典範制定時に、なぜ天皇は男系男子に限定されたのか?
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n112531

なぜ皇統は男系で続いてきたのか?
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n119706

『男系を維持する理由などはむしろどうでも良い』by竹田恒泰
togetter.com/li/388029

男系でなければいけない理由は無いんでしょ?
nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-entry-361.html


Q4)
次のリンクを熟読した上で、天皇皇后両陛下、そして皇太子秋篠宮両殿下の大御心が”男系維持”だと思いますか?だとすればその根拠を教えて頂けますか?
注意)天皇陛下は、寛仁親王殿下のお考えが尊重されるべき、とはおっしゃっておられません。

天皇皇后両陛下、皇太子秋篠宮両殿下の伝統観
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n120238
『将来の皇室の在り方については,皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要と思います。』(天皇陛下)

以上

※学者・研究者の論説でまったく採用されていない匿名素人の脳内にだけ湧いて出たカルト妄想や、誹謗中傷の類いはお断りします。

両陛下・両殿下の御発言について

御回答、ありがとうございます。
今回、私が質問した内容以外も含めて4つの質問に整理して下さったところ恐縮ですが、とりあえず私の最初の質問と最も関係が深い4点目について先に述べさせていただきます。

まず、天皇陛下の御発言について。最初の前提として、陛下は明確に皇太子殿下と秋篠宮殿下の意見が尊重されるべきだとおっしゃられます。「個々の行事をどうするかということは次世代の考えに譲りたいと考え」ておられることとも一致します。すると、陛下御自身も含めて皇室の方々の意見は、(無視されるほどでないにせよ)お二人ほどの重きは置かれるべきでない、ということです。皇族方で割合明確に意見を表明されたのは、寛仁親王殿下と高松宮妃殿下でしょうが、それもあくまで参考程度に、となります。
その点を確認した上での上で天皇陛下の御発言ですが、引用されている「守ってきた皇室の伝統についての質問」に対する御回答の部分について、解釈は二通りありえます。「古い伝統のあるものはそのままの形を残していくことが大切」だとすれば男系は続けれゆくべきであろうし、「新しく始められた行事は,形よりはそれを行う意義を重視していくことが望ましい」とすれば、女系を容認した上でその意義を確認し続けることになるということでしょう。
孫の性別についての希望は考えたことが無い、との御回答についてですが、はたして男児が生まれなくても女児(眞子内親王殿下)がいるから女系を認めればよい、と考えられたのか、旧皇族の系統の者がいるから復帰させればよい、と考えられたのかは窺うことは出来ません。どっちがいい、と明言して妃殿下にプレッシャーをかけることはありえないでしょう。
平成17年の御会見の部分についてですが、特に近代以降、歴代皇后をはじめとする女性皇族方が御公務などで「国民の幸せを願いつつ務めを果た」されたことは私もまことにその通りだと思っております。しかし、女性皇族方が公務を執られることと、女系の皇位継承を認めることとは、必ずしも同じこととは限らないのではないでしょうか。御回答は質問の内、女性皇族の役割については「大きなものがあった」と仰いましたが、伝統とその将来については、「皇室典範との関係で皇室の伝統とその将来についてという質問に関しては、回答を控え」られております。
私が引用されたご発言から忖度させていただいた御真意は、「皇太子・秋篠宮両殿下をはじめとする皇族方の意見表明や国会・国民の議論の妨げにならないように、男系・女系のどちらかを明確に支持することは避け、両論ともに一理あることを認め、或いは質問事項に直接回答することは避けながらバランスをとる」というスタンスです。陛下は、天皇という立場の自身がある政治的な論争について意見を述べることによって起こる弊害を考え、完全な中立の立場を貫かれるのではないでしょうか。

皇后陛下の御発言について。後者の御回答は天皇陛下の古い伝統と新たな行事のご発言と同じ質問に対するものですが、この御回答では両陛下共に皇位継承問題については言及されておりません(質問も含め)。「古い慣習が人々を苦しめている」というご発言は当然一般論を指すこともあるのでしょうが、皇太子妃殿下を念頭に置いていらっしゃるのであれば、確かに皇位継承問題も考えていらっしゃるのでしょう。なお、この御発言の後の部分で、やはり次の世代に議論してもらいたいという趣旨の御発言があります。

皇太子殿下の御発言について。前者の御回答にある「前の質問」は、時代の要請によって公務の内容も変わってくる、という趣旨のものです。殿下は皇室の在り方も同様に変わりうる、と仰います。一方で「皇室の制度面の事柄」については言及を避けられていますが、「皇室の在り方」と「制度面の事柄」、そして皇位継承問題と関係はどのようなものだと殿下はお考えなのでしょうか。私には断言しかねます。
後者の御回答については、あいにく私は該当の妃殿下の寄稿文を読んだことがありませんし、質問記者による要約のみではうかがい知ることは出来ません。

秋篠宮殿下の御発言について。「時代に即した、ふさわしい在り方」は、皇太子殿下の御発言と同様の趣旨だと思われます。
次の発言は、皇位継承問題に関するものとしては踏み込んだ発言です。簡単にまとめれば21年の会見で「(国庫負担の点で)多すぎるといけない」、23年の会見で「(皇室活動の点で)少なすぎてもいけない」、まとめれば「国費負担の面一方で、今ご質問にもありました、活動の幅、継承、そういうことを合わせて、それにふさわしい数」で調節するべきだ、ということなのでしょう。活動の幅、ということは、この年に発生した東日本大震災への対応などでしょう。継承とは、間違いなく皇位継承問題です。皇室の規模だけではなく、皇位継承者の人数も適切に必要、ということでしょう。その皇位継承の在り方ですが(明言はされていません)、「現在の皇室というものをそのまま維持していくためには」と述べられています。この「そのまま」とは、具体的に何を指すのでしょうか。この御発言のすぐ後に「活動の幅、継承」を挙げられています。私は、少なくともこの二点は含むと推測します。

以上の御発言を私なりに解読した結果です。まず、天皇陛下は皇室の意見としては皇太子・秋篠宮両殿下のそれをより尊重するように求め、御自身は立場が偏らないように努めることに重点を置いておられます。皇后陛下もさほどの言及はされておりません。
皇太子殿下は、引用元の御発言だけでは正確な判断はしかねますが、やはり皇位継承問題が本題の記者会見ではない以上、断言は避けられているように見えます。
秋篠宮殿下は、踏み込んだ発言はなされているものの、核心の点についてはやはり遠まわしに意見を聴いてほしい、と仰ったほかは明言していらっしゃいません。

私はこのように忖度させていただいております。長文失礼いたしました。

Re: 両陛下・両殿下の御発言について

ようするに貴方のお考えは、陛下および皇太子・秋篠宮両殿下の大御心が男系維持と確信する根拠はなく、女性宮家創設の可能性は否定できない、ということでよろしいですか?

私の忖度の結果

私の考えをざっと纏めますと、
・両陛下は自らつとめて中立の立場をとられている。
・両殿下はまだご自身の考えを明言されていない。
というところです。つまり、皇室の方々の御発言をもってして「男系維持であらせられる」「女系拡大を考えておられる」として自身の言説に援用するのは、議論をミスリードするおそれがあります。

Re: 私の忖度の結果

> 私の考えをざっと纏めますと、
> ・両陛下は自らつとめて中立の立場をとられている。
> ・両殿下はまだご自身の考えを明言されていない。
> というところです。つまり、皇室の方々の御発言をもってして「男系維持であらせられる」「女系拡大を考えておられる」として自身の言説に援用するのは、議論をミスリードするおそれがあります。


だ・か・ら、つまり貴方のお考えは、陛下および皇太子・秋篠宮両殿下の大御心が男系維持と確信する根拠はなく、女性宮家創設の可能性は否定できない、ということでよろしいですね?

私の忖度の結果

若干まとめきれていなかったでしょうか。失礼いたしました。
端的にまとめさせていただきます。大御心が男系であるのか女系であるのかはわかりません。この問題を議論するのに、大御心を根拠にするのは、私が知る限りでは不適当であると考えます。無論私も、「大御心は男系にあり」と言い張ることはありません。
女性宮家創設の可能性も、旧皇族復帰の可能性も否定できないのです。

Re: 私の忖度の結果

> 私の考えをざっと纏めますと、
> ・両陛下は自らつとめて中立の立場をとられている。
> ・両殿下はまだご自身の考えを明言されていない。

陛下は中立なのではなく、憲法2条の呪縛によって発言を控えておられるのです。
中立というのは特定の対立において第三者がどちらにも与しないといういみですが、まったくの事実誤認です。

陛下は第三者ではありません。当事者です。
皇室典範は皇室の「家法」であり、陛下のお考えこそが最重要なのです。

あきれるほどに無理解ですね、あなたは。


> というところです。つまり、皇室の方々の御発言をもってして「男系維持であらせられる」「女系拡大を考えておられる」として自身の言説に援用するのは、議論をミスリードするおそれがあります。


つまり貴方のお考えは、陛下および皇太子・秋篠宮両殿下の大御心が男系維持と確信する根拠はなく、女性宮家創設の可能性は否定できない、ということですよね?
プロフィール

ソクラテス太郎

Author:ソクラテス太郎
アテナイ人諸君、こういう噂を撒きちらした、こういう連中がつまりわたしを訴えている手ごわい連中なのです。
そして、その連中というのは、嫉妬にかられて、中傷のために、諸君をあざむくような話をしていたわけなのであって、かれらのうちには、自分でもすっかりそう信じこんで、それを他人に説いているような者もあるわけなのですが、いずれもみな厄介至極な連中なのです。

http://twilog.org/nomorepropagand

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