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毎日新聞の永遠に消えない罪



変見自在 ジョージ・ブッシュが日本を救った (新潮文庫)より


日支友好はいらない

 南京郊外に雨花台と言う小高い丘陵が在る。日中戦争の時には、南京に迫る日本軍を食いとめるべく蒋介石軍ががこの丘に多くの保塁やトーチかを築いた。日本側は第6師団が執拗に抵抗する敵をてこずりながらも沈黙させたが、残敵処理に行った兵士達は思わず眉をひそめた。どのトーチカも出入り口が外から封鎖され、中に閉じ込められた中国人兵士の足にも頑丈な鎖が巻きつけられていた。逃げ様にも逃げ出せない中で彼等は、だから死に物狂いで抵抗したわけだ。
 これに続く南京攻略線でも中国軍は退路に当る城門の上に機関銃を据え、逃げ出そうとする仲間に容赦無く銃弾の雨を降らせた。其の間に蒋介石は重慶まで落ち、南京守備の指揮官も逃げている。信頼関係などこれっぽっちもない中国軍のおぞましい姿だが、そうやって自分たちの手で築いた屍の山を「日本軍がやった」と江沢民は言う。この人は閻魔様が怖くないのだろうか。

 さて雨花台だが、ココは中国の鈴ヶ森で、明の頃からの知られた処刑場だった。
 ここの露と消えた中には方孝孺がいる。彼は明王3代目を武力で襲名した永楽帝を正統の皇帝と認めなかった。
 永楽帝は彼の目の前で父方の家族や係累八百余人を殺して翻意を迫る。しかし彼は拒む。帝は次に彼の母方の係累を全て処刑し、更に妻の親族や彼の門弟、知己に至るまで殺した。最後に彼をここで処刑する時には彼を知る物は一人も残っていなかった。中国では涙無くてしては語れない忠臣の物語とされているが、単に傍迷惑な人という見方も出来る。

 その雨花台では実は日本人も処刑されている。向井敏明少尉、野田毅少尉、そして陸士三十七期の田中軍吉大尉の3人だ。2人の少尉は東京日日新聞、今の毎日新聞が「百人斬りを競った」と報じた当人になる。上海から南京までのほぼ2週間の進撃中にどっちが早く百人の敵兵を斬るか。向井少尉が関孫六で、野田少尉も無銘ながら伝家の名刀で競ったと言うストーリーで、毎日の浅海記者がそれを報じている。
 一回目の記事は無錫から常州までの3日間の戦闘で野田少尉が25人を、向井少尉が56人を切り、関孫六は「刃こぼれ一つ無い」と自慢する話し。二回目は四日後の丹陽発でそれぞれ86人、65人に記録を伸ばす。三回目はほんの十行の記事で数字だけ。そして最終回は南京陥落の日で、結果は106人と105人。向井少尉の関孫六も「敵兵を鉄兜もろとも唐竹割り」して刃こぼれが出来た話しを付けて、勝負が引き分けに終わったと報じた。

 この記事が戦後、問題になった。復員していた2人はBC級裁判にかけられたが、当時は砲兵小隊長などで、敵兵と切り結ぶ立場になく、しかも一人は負傷して戦線を離れていた事も分かって釈放された。毎日新聞の浅海記者が景気付けに書いたヨタ記事だったわけで、同紙が後に出版した『昭和史全記録』にも「百人斬りは事実無根」だったとしている。

 ところが釈放間もなく2人は再召喚され、南京に送られて当地の軍事法廷で死刑が宣告された。法廷には3人目の田中大尉もいた。山中峯太郎の作品『皇兵』の中の「300人を斬った田中隊長の刀」という絵解きを根拠に彼にも死刑判決が下された。

 向井少尉の遺書と最後の写真がある。「我が死をもって遺恨を流し日華親善の礎となれば幸いです」
 雨花台は今の緑重々と違い寒々としたガレ場だった。処刑を前に前手錠の不自由な手を挙げて「日中友好万歳」を三唱する姿がとどめられている。

 今その「百人斬り」が裁判にかかっている。被告はヨタ記事を載せた毎日新聞と反日・中国の好みに合わせ嘘を承知でどぎつい脚色をした朝日新聞と本多勝一。

 しかし毎日は一旦認めた「事実無根」を撤回し「記事は真実」と主張した。自社の無責任な記事で2人が殺されたのに反省はない。毎日とはそんな新聞だ。朝日も同じ。「そういう過去の残虐を認めてこそ日中友好」という。雨花台にこだましたのと同じ言葉だが、こちらは実にむなしく空々しい。
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テーマ : 演劇的競馬論
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アテナイ人諸君、こういう噂を撒きちらした、こういう連中がつまりわたしを訴えている手ごわい連中なのです。
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