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インドの独立に貢献した日本と、独立を阻止しようとしたオランダ



高山正之『スーチー女史は善人か』新潮文庫より


 真犯人オランダの自供


 昭和20年8月7日、ジャカルタから仏印ダラトに向けて南方方面軍の双発輸送機MC20が飛んだ。乗客はスカルノとドクター・ハッタなど独立派の要人たちで、目的はダラトで病気療養中の南方方面軍総司令官、寺内寿一との会談だった。スカルノは言うまでもなくインドネシアを独立に導き初代大統領となる人。ハッタはその右腕で、まだオランダ植民地時代に日本を訪れている。

 同じアジア人の日本が鉄道を走らせ飛行機を飛ばすのを見て「日本の工業力と我々の資源を結びつければ国家を経営でき、貧困からも脱出できる」ことを確信する。そして「オランダが高い工業製品を押し付けるのは犯罪的な搾取だ」と非難して植民地政府に捕らえられ投獄される。
 彼が解放されるのは昭和17年、日本軍がインドネシアに上陸してオランダ軍を降伏させた後になる。出獄したハッタはスカルノらとともに日本軍のもとで国家経営のノウハウや行政を学んだ。

 オランダ支配下の350年間、人々は統一語も持てず、識字率は3%以下だったが、日本は3年半でジャカルタ語を標準語にして教育の拡充を図った。日本はさらにインドネシア人の軍隊「ペタ」を設立し、戦うことを教えた。

 第五師団の一員としてこの地の戡定(かんてい)作戦に参加した「インドネシア・ラヤ」の中島慎三郎氏は「全国からイスラム教徒の若者が応募してきた。血書を認(したた)める者もいた」と語る。なぜイスラム教徒かについて中島氏は「彼らはメッカで世界を知っていた。彼らを最も興奮させたのが日露戦争での日本の勝利だった」ことと「ジョヨボヨ伝説」が相乗したと見る。これは12世紀のインドネシア王の予言で「異民族が来襲して長い間支配されるが、北方の黄色い軍隊がその異民族を追い払う」というものだった。

 予言通りオランダが襲い長く過酷な支配をし、そのあとに北から日本軍がやってきて彼らを追い出した。インドネシアの民は「本気で日本に倣おうとした」というわけだ。しかし、その日本は敗勢にあった。日本が敗れれば再び白人が戻ってくる。

 彼らの蹂躙に遭う前にインドネシアはペタ精神をもって独立の道を歩む、というのがスカルノとハッタの選んだ道だった。MC20は制空権を失った空を2日がかりで飛びダラトに入った。寺内とスカルノの会談は二日間行われ、寺内は独立を喜び、援助を約束したという。

 彼が独立を宣言したのは日本が降伏した二日後の8月17日。独立記念碑には「17805」とある。独立の勇気と力を与えたのは日本であり、だから西暦ではなく「皇紀2605年の8月17日」としたということだ。

 その思いが形になったのはオランダが英国の助けを得て再び植民地支配に戻ってきたときだった。逆らうことを知らない気弱なはずのインドネシア人が、スラバヤに上陸した英軍旅団を迎え撃った。その先頭にはペタが立ち、日本軍から得た兵器で戦った。爆弾を抱えて「ジバク」と叫んで戦車に突っ込んだ者もいた。

 その後4年半、オランダは空軍も動員して貧弱な装備のインドネシア人を殺しまくった。80万人が殺されたが、人々は決して逃げ出そうとはしなかった。見かねた米国が戦後復興援助(マーシャルプラン)の打ち切りを言い出して、オランダはやっとインドネシアの独立を認めた。

 しかしその条件がふるっている。オランダは非人道的な植民地支配には一切の謝罪も賠償もなし。逆に道路や港の整備、石油施設などの引越し代償として60億ドルを請求した。スカルノはそれを呑んだ。阿漕(あこぎ)を絵に描いたようなオランダが、この8月17日の独立記念式典で「再び植民地化しようと軍隊を送ったのは間違いだった」と謝罪した。

 東南アジアを侵略し搾取したのは日本だと欧米は言い募り、共産党系朝日新聞もそれに同調してきた。しかし真犯人の一人が今やっと自供した。共犯の英米仏も素直に白状したらどうだろう。とくにアジアを裏切り、白人国家になびいた中国も今が懺悔のいい潮時と思うが。
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テーマ : 歴史
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