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アボリジニを虐殺したオーストラリア人が、鯨を食べる日本人を罵倒する



高山正之『スーチー女史は善人か』新潮文庫より


害毒国家は毒で制す


 英国は米国を流刑地にしていたが、その米国が勝手に独立したので今度はオーストラリアを犯罪者の流刑地にした。住んでみると気候がいい、地味もいい。それで普通の市民も移住していった。もっとも市民といっても多くは食い詰め者、厄介者で、これがオーストラリアを一世紀にわたって血まみれの地獄に変えた。

 ここには約六〇〇万の先住民アボリジニがいた。
 彼等は移住者が欲しがる水場や牧羊に適した肥沃な土地に住んでいた。邪魔なアボリジニをどうしたか。移住者はためらいなく彼等を殺していった。五〇万人が住むタスマニア島ではそのほとんどが崖から突き落とされ、銃で撃たれて殺された。最後の数千人は岩だらけの孤島に移送され、すべて餓死した。

 戦後、英豪軍は降伏した日本兵を捕虜にするのも面倒だからと、草木も生えないレンバン島に送り込んで餓死させた。同じ手法だ。

 アボリジニ虐殺は二〇世紀の半ばまで続いた。ニューサウスウェールズ州の日記には「週末、アボリジニ狩りに出かけた。収穫は一七匹」とある。六〇〇万いたアボリジニは今三〇万が生き残る。ナチのホロコーストを凌ぐ大虐殺を行った結果だ。困ったことにこの国にはその反省もない。

 この前、シドニー五輪開会式は白人とアボリジニの輪舞を披露した。過去に決別して友愛に生きるということらしいが、登場した“先住民”は肌を黒く塗った白人だった。

 その翌年、アジアからの難民が豪州領クリスマス島に上陸しようとした。ハワード首相は、「難民が赤ん坊を海に捨てた」という沿岸警備艇からの報告を根拠に「人間性を失った者を保護する気はない」と拒否、難民を追い返した。しかし後に「赤ん坊を捨てた」という報告はまったくの作り話と判明する。

 ここは白人の国、有色人種を排除するためなら首相でも平気で嘘をつく。

 先週、シドニー近郊の海水浴場で中東系のチンピラ数人が白人のライフガードを殴った。 色つきの人間はここに住まわせてもらっているだけでも感謝しなければいけないのに偉い白人を殴るとは何ごとだ、といっぺんに五千人もの白人が集まって色つき人間とみれば見さかいなく袋叩きにし始めた。それに中東系が仕返しし、争いは続いている。ハワード首相は「この国に人種差別があるとは思わない」とまた嘘を重ねている。

 どうしようもない害毒国家・オーストラリアは、彼等が嫌う色つき人種の棲むアジアの隣に位置する。
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テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:ソクラテス太郎
アテナイ人諸君、こういう噂を撒きちらした、こういう連中がつまりわたしを訴えている手ごわい連中なのです。
そして、その連中というのは、嫉妬にかられて、中傷のために、諸君をあざむくような話をしていたわけなのであって、かれらのうちには、自分でもすっかりそう信じこんで、それを他人に説いているような者もあるわけなのですが、いずれもみな厄介至極な連中なのです。

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