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韓国の静かな多数派 「歴史に固執する者は両目を失う」

産経新聞 2013/01/09 19:05

 【遠い響・近い声】客員論説委員・千野境子

 厳しい日中、日韓関係に改善の兆しが見えない。戦略的互恵関係も未来志向も立ちすくんでいる。

 放っておいていずれ来る春を待つのも案外、知恵かもしれない。そんな初夢を描いてみたけれど、厳しさと改善の難しさが両者同じでないことも忘れてはいけないだろう。

 日中には尖閣問題はもとよりアジア太平洋の秩序形成への不一致が根底にあり、もはや友好で改善できる段階でない。一方、日韓は覇権的対立というよりは、歴史認識、慰安婦問題などをめぐる感情的対立が根底にある。

 どちらが難物か、私見では短期的には日韓の方だと思う。いくら「自由と民主主義、同じ価値観」の共有を力説しても、情念の前にそれらは建前論になりがちだからである。

 年初、安倍晋三首相特使の訪韓前日にソウル高裁が靖国神社放火犯の中国送還を決め、改善を図ろうとする日本に冷水を浴びせた。憲法裁判所が一昨年、政府の慰安婦問題「不作為」を憲法違反としたのと根っこは同じだ。裁判所が司法を超え、政治的裁決をしているのである。

 これでは三権分立が危ういし司法の相互主義も反故(ほご)同然だが、第3の判決も覚悟した方がよいだろう。


 年末に東京で行われた日韓有識者による第20回「日韓フォーラム」では日本の右傾化を懸念する声が韓国側から続出した。そのたびに日本側が反論や否定をしても、次に返ってくるのは「それでも右傾化への懸念は消えない」。再び振り出しだ。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/620647/
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