アジアは中国韓国だけではない。
高山正之『スーチー女史は善人か』新潮文庫より
タイへの恩は忘れない
欧米列強がアジア諸国を支配し、阿片を売りさばいていた時代、何とか独立を保っていたのが日本と中国とタイだった。それで日本は中国の青年を日本に留学させ、近代化を急がせ、いつの日か手を携えてアジア諸国の自立支援を図ろうとした。
魯迅、周作人兄弟も周恩来も蒋介石も汪兆銘もそれで日本に学んだ。留学できない若者のために日本政府は上海や南京に大学を開いた。江沢民はそこで学んで今でも流暢に炭坑節を歌える。
しかし中国人は孫文の行動が示したように、そういう大義より自分の栄華の方に関心があった。
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