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マッカラムの八項目覚書~日本を真珠湾に導いたアメリカの謀略




ロバート・B・スティネット「真珠湾の真実 ― ルーズベルト欺瞞の日々」より抜粋

当時のアメリカ政府や軍部の中で、日本の活動と意図について、マッカラム少佐ほどの知識を持っている人物は、ほとんど見当たらなかった。彼は日本との戦争は不可避であり、米国にとって都合のよいときに、日本から仕掛けてくるよう挑発すべきであると感じていた。1940年10月作成のマッカラム覚書の中で、日本を対米戦に導くだろうと考えた八項目の行動を次のとおりあげている。

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テーマ : アートイベント
ジャンル : 学問・文化・芸術

インドの独立に貢献した日本と、独立を阻止しようとしたオランダ



高山正之『スーチー女史は善人か』新潮文庫より


 真犯人オランダの自供


 昭和20年8月7日、ジャカルタから仏印ダラトに向けて南方方面軍の双発輸送機MC20が飛んだ。乗客はスカルノとドクター・ハッタなど独立派の要人たちで、目的はダラトで病気療養中の南方方面軍総司令官、寺内寿一との会談だった。スカルノは言うまでもなくインドネシアを独立に導き初代大統領となる人。ハッタはその右腕で、まだオランダ植民地時代に日本を訪れている。

 同じアジア人の日本が鉄道を走らせ飛行機を飛ばすのを見て「日本の工業力と我々の資源を結びつければ国家を経営でき、貧困からも脱出できる」ことを確信する。そして「オランダが高い工業製品を押し付けるのは犯罪的な搾取だ」と非難して植民地政府に捕らえられ投獄される。

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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

アフリカから貧困が無くならない理由



高山正之『スーチー女史は善人か』新潮文庫より


 朝日の記事は奥が深い。 

 先日の朝日新聞に明石康が「アフリカと日本」について書いていた。紛争まみれのアフリカの平和のために欧米諸国も中国も貢献しているが、「この分野での日本の存在感はあまりに乏しい」と。

 「乏しい」とは財布の中身を言う言葉だ。

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テーマ : 映像・アニメーション
ジャンル : 学問・文化・芸術

アボリジニを虐殺したオーストラリア人が、鯨を食べる日本人を罵倒する



高山正之『スーチー女史は善人か』新潮文庫より


害毒国家は毒で制す


 英国は米国を流刑地にしていたが、その米国が勝手に独立したので今度はオーストラリアを犯罪者の流刑地にした。住んでみると気候がいい、地味もいい。それで普通の市民も移住していった。もっとも市民といっても多くは食い詰め者、厄介者で、これがオーストラリアを一世紀にわたって血まみれの地獄に変えた。

 ここには約六〇〇万の先住民アボリジニがいた。

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テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

なんでスイスまで賠償金を受け取ったんでしょうね?



 高山正之『サダム・フセインは偉かった』(新潮文庫)より


 日本虐めに便乗する朝日

 さきの戦争では、日本は米国のほか、欧州のほとんどの国と戦ったことになっている。

 その証拠に戦後、日本から賠償金を取り立てる行列には英、仏、蘭、ソ連のほか枢軸国仲間のイタリアも永世中立国のスイスも並んでいた。スイスは一般的にはウイリアム・テルの国みたいに言われる。しかし実際にはナチの犠牲になったユダヤ人の財産を横領したり、敗戦日本にたかったり、どちらかといえば悪代官ゲスラーに近い素顔を持っている。

 戦争もしないで儲けたスイスはともかく、日本と戦った英仏蘭は「ひどい目にあった」と国際経済学者のジャン・ピエール・レーマンが正直に語っている。

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テーマ : 芸術・心・癒し
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開戦をあおる「敵国の残虐行為の報道」は、まず疑え。



高山正之『スーチー女史は善人か』新潮文庫より

検証されない嘘 

 第一次世界大戦では1,500万人が死んだ。ソンムの戦いでは4カ月間で150万人が戦死した。毎日1万2千人が戦死し、それが120日間も続いたということだ。そんな馬鹿を続けたのは双方が双方とも、これが決定打だと毒ガスやら戦車やらグロテスクな兵器を次々開発しては戦場に持ち込んでいったからだ。その中には誕生間もない飛行機も含まれていた。最初は先を尖らせた鉄棒を空からばらまいた。鉄棒は塹壕に隠れる兵士を串刺しにした。

 しかしこの馬鹿げた戦争に決着を付けたのは戦車でも飛行機でもなく「情報」だった、とアンヌ・モレリは著書『戦争プロパガンダ10の法則』で言う。

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テーマ : 気象レポート
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埼玉県の教育委員長、突然の辞任に「説明してほしかった」と教育長

産経新聞 9月20日(金)10時10分配信
埼玉県の教育委員長、突然の辞任に「説明してほしかった」と教育長
辞意表明をした清水松代県教育委員長について「説明してほしかった」などと語る関根郁夫教育長=19日午後、県庁(写真:産経新聞)

 「委員長の任を辞したい」-。清水松代・埼玉県教育委員会委員長の突然の辞意表明に、ほかの委員はあっけにとられた。職責の重圧を気づかう声がある一方、20日に始まる県議会では実教出版の歴史教科書採択について追及も予想され「敵前逃亡した」との見方も。同社の教科書の記述には識者から「史実に反している」との指摘が出ており、採択の是非について再び論争を呼びそうだ。(安岡一成)

 この日午前10時から県庁内で始まった定例会。今月の文教委員会の報告を終えた後、清水委員長は突然、辞意を表明し、書類をまとめて席を立った。ほかの委員たちは何が起こっているのか理解できない様子。清水委員長は事務局にコメントを作らせ、「体調が悪い」とそのまま退庁した。定例会は職務代理者を立てて続行された。

 この事態を受け、関根郁夫教育長が記者会見を開き経緯を説明。委員長辞任には書面の提出が必要だが、その段階ではないという。関根教育長は清水委員長が文教委の後に「頭が真っ白になった」などと訴えていたことを明かして気づかう一方、会見することなく退庁したことは「説明してほしかった」と指摘した。

 文教委メンバーの鈴木正人県議は「委員長に辞めてほしいわけではなく、子供たちにまともな教科書を渡したかっただけ。残念だ」と話した。別の県議は「議会で追及されるのが嫌だから逃げたといわれても仕方がない」と厳しい見方だ。

■「朝鮮・台湾を侵略」

 関根教育長の会見会場には、閲覧用として実教出版の歴史教科書が用意された。県教委は「検定済み教科書だから内容に問題はない」の一点張りだが、その記述に識者は異論を示している。

 日清戦争前後について説明した部分の見出しは「日本はなぜ朝鮮・台湾を侵略したのか」。日本外交史に詳しい拓殖大学海外事情研究所の丹羽文生准教授は「韓国も台湾も条約に基づくもので、侵略した事実はない」と指摘する。

 このほか、いわゆる「南京大虐殺」も「日本軍は中国人約20万人を殺害」と断定。韓国併合については「大韓帝国の廃滅はどのようにおこなわれたのか」との見出しで、丹羽准教授は「歴史の常識外で語るに値しない」と切り捨てた。

 会見ではこうした記述についても質問が出たが、関根教育長は「検定を通った教科書だから、採択の判断に問題はない」と従来の主張を繰り返した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00000520-san-soci
http://megalodon.jp/2013-0925-0916-03/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00000520-san-soci

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 学問・文化・芸術

東京裁判での東条英機に対する尋問  731部隊

フィーリーが東条に対して持ち出した最後のポイントも、大いに非難された問題だった。4月2日に行われた尋問である。

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テーマ : art・芸術・美術
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ワシントン・古森義久 「靖国参拝は心の問題」


2013.6.8 09:05 [緯度経度]
 「信仰の自由が保障された平和主義の国家で民主主義的な選挙によって選ばれた政治指導者が、戦死者の霊を自分自身が信じる方法で追悼することが、平和への脅威や軍国主義への前進となるはずがありません」

 米国ワシントンのジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は6月はじめ、日本の国会議員らの靖国神社参拝について語った。日本の文化やナショナリズムの歴史の研究を専門とする同教授の意見は、いわゆる「日本の歴史問題」への米国側の態度が決して一枚岩でないことを証していた。

 ドーク教授は2006年、当時の小泉純一郎首相の毎年の靖国参拝に中国などの反発がぶつけられたときも、参拝は自国を守るために戦死した先人の霊を悼む「人間の心の問題」だとして支持を表明した。

 今年4月下旬、靖国神社の春季例大祭に合わせ安倍政権の閣僚3人や超党派の国会議員168人が参拝したことで、政治家の参拝をめぐる論議がまた国際的な波紋を広げた。

 米国でもメディアや研究者の間から批判が起きた。オバマ政権は公式には沈黙したままだが、非公式には不満をもらす高官も存在する。ブッシュ前政権の高官たちがまったく日本批判の気配はみせなかったのとは対照的である。


 ドーク教授の見解がこの時点でまた注視される契機のひとつは安倍晋三首相自身の言明だった。首相は5月中旬、米外交雑誌「フォーリン・アフェアーズ」編集局長のインタビューに応じ、靖国参拝をやめるかと問われて、教授がすでに述べていた見解を引用して答えとしたのだった。

 「ドーク教授は南北戦争での南軍将兵が埋葬されたアーリントン国立墓地を歴代米国大統領が訪れたが、南軍がその保持のために戦った奴隷制の承認を意味はしないと言明しました。靖国参拝についても同じことがいえると思います」

 靖国にはA級戦犯の霊も合祀(ごうし)されたが、参拝はその霊の生前の行動への支持をとくに意味はしない、というわけだった。

 ドーク教授はこうした靖国参拝奨励論を「ヤスクニ=戦死者と日本の過去との戦い」(コロンビア大学プレス刊)という米国での近著でも明確に述べていた。日米英の識者たちの参拝への賛否両論をまとめた同書は、靖国についての英文ではほぼ唯一の総合的な本だとされる。

 ドーク教授は筆者のインタビューに応じて、さらに見解を語った。

 「戦死者の追悼は人間の霊、そして生と死にかかわる神聖な行為であり、それを外部からの圧力でやめることは追悼する側の個人の尊厳を冒すことになります。日本の政治指導者が自国の戦死者の霊に弔意を表することは、日本のいまの外交政策や安保政策にはなんの関係もないでしょう」

 「日本の政治家の靖国参拝に対しては日本軍が最も大きい被害を与えたはずの東南アジア諸国からも、長い統治を続けた台湾からも非難は出てこない。日本非難を共産党独裁の正当性につなげる無神論の中国と、日本たたきを民族プライドにつなげる情緒的な韓国からしか参拝糾弾が出てこない点に注目すべきです」

 なお、秋田の国際教養大学で日本のナショナリズムの集中講義をするために訪日したドーク教授は今月6日、安倍首相を表敬訪問したという。(ワシントン駐在客員特派員)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130608/amr13060809060004-n1.htm

十五年戦争なんて嘘っぱち

『ことに明白なことは、一方では満州事変、他方ではシナ事変と大東亜戦争、この間の区別であります。満州事変は1933年(昭和八年)の塘沽協定で落着いたしております。その後に蒋介石政府の当事者は、満州国との間に関税、郵便、電信、鉄道の協定をいたしております。また1935年、36年中には蒋介石は日本との間の敦睦令を発しました。当時、日本の岡田内閣の広田外相は中国と交渉されまして、満州及び北支の現状の承認を含む三原則を立て、中国側よりこれを基礎としてさらにその実行の細目を協定することの同意を得ていたのであります。それゆえ、塘沽協定より四年後に発生したシナ事変が、ある特定の人物が満州事変と同一の目的をもって故意に計画的に引き起こした事件であると推定することは、不自然であります。過ちであります。これを明らかにするために、必要な証拠が提出せられます。』
(東京裁判での冒頭陳述より抜粋/清瀬一郎「秘録東京裁判」)

テーマ : 陶芸
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田中隆吉 「田中は検事側が証拠の埋め草に使った」(インド代表判事パール氏)

田中隆吉について
『東京裁判においてもう一つ奇怪な証人は、田中隆吉元少将である。この証人は日本人でありながら、検事の求めに応じどんなことでも証言した。ことに満州国は独立国でない、華北自治工作も一つの謀略であったと。ことに個人的には戦前自分と競争的立場にあった武藤章被告に対しては、徹底的に不利益な証言をしている。インド代表判事パール氏の判決文では「田中は検事側が証拠の埋め草に使った」と批評している。弁護人側では田中を証人業と批評した。』
「秘録東京裁判」(清瀬一郎)より

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テーマ : 絵画
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

ソクラテス太郎

Author:ソクラテス太郎
アテナイ人諸君、こういう噂を撒きちらした、こういう連中がつまりわたしを訴えている手ごわい連中なのです。
そして、その連中というのは、嫉妬にかられて、中傷のために、諸君をあざむくような話をしていたわけなのであって、かれらのうちには、自分でもすっかりそう信じこんで、それを他人に説いているような者もあるわけなのですが、いずれもみな厄介至極な連中なのです。

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